「DAYBREAK’S BELL」
2007年10月10日、L’Arc～en～Ciel シングル「DAYBREAK’S BELL」がマキシシングルとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで、前作「MY HEART DRAWS A DREAM」に続き、3作連続 通算19作目の週間首位を獲得しています。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : ken
編曲 : L’Arc～en～Ciel
どんな曲？
ドラマチックなアコースティックピアノとギター、ベース、ドラムが絡み合って独特なリズムパターンが印象的なメロデイー。重くダークな雰囲気ですが 勢いやメッセージ性がある曲。
収録アルバム
「DAYBREAK’S BELL」は、2007年11月21日にリリースされる『KISS』の7曲目に収録されています。アルバム『KISS』もご覧ください。
タイアップ
2007年10月6日から2008年1月5日、MBS・TBS系列のテレビアニメ『機動戦士ガンダム00』（1stシーズン）の第1期オープニングテーマとして採用されました。
L’Arc～en～Cielはガンダムの主題歌などと多くタイアップしています。別記事の「ラルク ガンダム主題歌 tetsuyaはガンダム好き」をぜひご覧ください。
カップリング曲
カップリング曲として「DAYBREAK’S BELL」のボーカル抜きのほか、パートチェンジバンド（ボーカル tetsu、ギター hyde、ベース yukihiro、ドラム ken）P’UNK〜EN〜CIELのアレンジ曲が収録されています。
「夏の憂鬱 [SEA IN BLOOD 2007]」(P’UNK〜EN〜CIEL)
「夏の憂鬱 」をパートチェンジバンド、P’UNK〜EN〜CIELで演奏しています。
「夏の憂鬱 」はアルバム『heavenly』の収録曲です。
・どんな曲？…原曲とは全く違い激しいパンクロックの曲。最初、演奏とボーカルがズレたような不思議なリズムで演奏される。
「DAYBREAK’S BELL (hydeless version)」
「DAYBREAK’S BELL 」のhydeのメインボーカルを抜き取ったバージョン。
・どんな曲？…歌がないカラオケバージョン。ドラマチックなメロディーでピアノが効果的。
「夏の憂鬱 [SEA IN BLOOD 2007] (TETSU P’UNKless version)」
「夏の憂鬱 [SEA IN BLOOD 2007] 」のTETSU P’UNKのメインボーカルを抜き取ったバージョン。
・どんな曲？…激しいパンクロックの曲。yukihiroのシャウトが激しく力強い。
エピソード
kenは曲をアレンジしていく中でyukihiroの演奏に魅了されたようで、「yukihiroの生ドラムにときめいて興奮しました。自分が作曲者だからというよりも、ひとりの音楽ファンとして喜んでいた。俺はこんなのが聴きたかったんだよ」と語っています。
ラルクはソロ活動なども行っていますが、メンバーがお互いにリスペクトしているのがいいいですね。
ガンダムへの想い
『機動戦士ガンダム00』の楽曲提供の話を受けたtetsuは、自身が作曲した「NEXUS 4」のデモを基に、疾走感のあるテーマソングを制作しようと考えていましたが、アニメのテーマが重い内容であったため、結果的に雰囲気の合う「DAYBREAK’S BELL」が選ばれることになったそうです。
メンバーはちょうどガンダム世代ということもあり、4人とも初代『機動戦士ガンダム』を見たことがあり、tetsuは「同じ『ガンダム』という名前のついた作品に携われるってことは光栄です」と語っています。
hydeの想い
作詩をしたhydeは、以前より平和や反戦、無償の愛などの想いを心に秘めていました。今回のタイアップを受け、「戦争に駆り出される男性を想う女性の視点」でストレートな歌詞を書いています。
反戦をテーマにしているのではないかと思われることがあるのですが、「繰り返し過ちを重ねていく〈人間の性〉」を歌詞にしているとhydeは語っています。
しかしストレートな歌詞が『機動戦士ガンダム00』の制作陣に嫌われるのではないかと心配し、何度かやり取りをする中で「もうちょっとソフトにした方がいいのでは」と聞いてみましたが、「大丈夫、突き進んでくれ」と言われ「よ〜し、わかった！任せろ！」と、凄く思い切りのいい歌詞ができたし、凄く入り込めたとhydeは語っています。
ミュージックビデオ
ミュージックビデオは爆撃に見舞われた町をイメージした舞台で、一人の女性が瓦礫の中を彷徨うシーンとバンドの演奏シーンが撮影されています。重いテーマですが ラルクらしく希望も見えるようなシーンになっています。
L’Arc～en～Ciel 公式YouTube から「DAYBREAK’S BELL」の music clip が視聴できます。平和や愛について考えたくなるような music clip です。
