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ラルク アルバム『HEART』 L’Arc~en~Ciel 復活の象徴アルバム ハート

『HEART』

1997年2月24日、sakuraの逮捕によりL’Arc~en~Cielは活動停止状態になりました。この間、メンバーはイギリスのロンドンやドイツに訪れて気分転換をしたり今後の活動について模索しています。
この頃の様子は別記事 ラルク 1997年 活動中止、再開 にまとめてありますので ぜひご覧ください。

メンバーでロンドンやドイツを訪れていましたが、1997年9月13日に帰国し本格的にレコーディング活動に入ります。10月頃から山中湖にあるスタジオにて合宿レコーディングを実施。レコーディングにはサポートドラマーのyukihiroも参加し、1998年1月1日付で正式にL’Arc~en~Cielのドラマーとなりました。これで現在まで続くL’Arc~en~Cielのメンバーが揃いました。『HEART』はyukihiro加入後、初のアルバムです。

約8ヶ月もの自粛期間を経て、5枚目のアルバム『HEART』が、1998年2月25日に発売されました。直後のオリコン週間アルバムランキングで週間1位を獲得。本格的に活動再開していきます。

収録曲について

  1. LORELEY
  2. winter fall
  3. Singin’ in the Rain
  4. Shout at the Devil
  5. 虹 (Album Version)
  6. birth!
  7. Promised land
  8. fate
  9. milky way
  10. あなた

1997年10月17日にリリースされた シングル 「虹」 、1998年1月28日にリリースされた シングル 「winter fall」 を加えた全10曲が収録されています。

曲について(作詞 : 作曲、ラルねこの感想)

LORELEY
 作詞 : hyde 作曲 : hyde
  hydeのアルトサックスが斬新。壮大な広がりを感じる曲調。
winter fall
 作詞 : hyde 作曲 : ken
 爽やかでテンポのよい曲調。穏やかに晴れた冬のイメージ。
Singin’ in the Rain
 作詞 : hyde 作曲 : hyde
 ピアノの音が印象的な可愛らしくもちょっと切ない曲調。
Shout at the Devil
 作詞 : hyde 作曲 : ken
 前曲の余韻からの激しいドラムとギターがたまらない!
虹 (Album Version)
 作詞 : hyde 作曲 : ken
 美しい虹を感じるドラマチックで広がりのあるバラード調
birth!」
 作詞 : hyde 作曲 : hyde
 全体的にギターが印象的。アップテンポで踊り出したくなる。
Promised land
 作詞 : hyde 作曲 : ken
 派手でポップでお祭り騒ぎのようなノリノリの曲。
fate
 作詞 : hyde 作曲 : ken
 ダークで重い雰囲気でありながら壮大さや激しさを感じる。
milky way
 作詞 : tetsu 作曲 : tetsu
 フッと肩の力が抜けるようなtetsuらしい明るく可愛い曲。
あなた
 作詞 : hyde 作曲 : tetsu
 クラシックオーケストラのような雰囲気の壮大なバラード曲。

L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「winter fall」「虹」の music clip が視聴できます。

タイアップ

winter fall」はテレビ朝日のテレビ番組『シカゴ・ホープ』第2シーズンイメージソングに採用されました。
Shout at the Devil」はダイハツ工業の『ムーヴエアロダウンカスタムXX』CMソングとして採用されました。
」はソニー・ピクチャーズエンタテイメント配給映画『劇場版 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』のオープニングテーマに採用されました。
milky way」はTBSのテレビ番組『ワンダフル』のテーマソングとして採用されました。

新たな一歩

L’Arc~en~Cielは日本だけではなく 海外の人気もあり、CD販売のニーズも高まってきました。またアジア各国での海賊版CDが多数出回ってきたことあり 日本での発売後、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポールでも発売が開始しました。
L’Arc~en~Cielの曲が海外からも評判が良かったのはファンとして嬉しいです。
曲タイトル『HEART』はhydeがつけています。
アルバムジャケットは初の顔写真が採用。当初この写真はブックレットにする予定でしたが、担当デザイナーが気に入ってこの写真にしたそうです。
当時 sakuraファンも多かったことから、yukihiroが正式にメンバー入りしたことに批判的な声もあったようです。しかしL’Arc~en~Cielがその後、どんな活躍をしたか知れば、この選択は正解だったと分かります。新たな一歩と覚悟を感じるアルバムだったと思います。