2008年4月19日から6月8日まで アジアとヨーロッパ、7都市10公演のライブツアー『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』を開催しました。
『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』
『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』のツアー日程は以下の通り
4月19日 上海浦東源深体育場(中国 上海)
4月26日 中山足球場(台湾 台北)
5月09日 ルゥ ゼニット(フランス パリ)
5月17日 オリンピックパーク 体操競技場(韓国 ソウル)
5月24日 アジア ワールド エキスポ(中国 香港)
5月31日 東京ドーム(日本 東京都)
6月01日 東京ドーム(日本 東京都)
6月03日 東京ドーム(日本 東京都)
6月07日 京セラドーム大阪(日本 大阪府)
6月08日 京セラドーム大阪(日本 大阪府)
『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』セットリスト
5月9日 ルゥ ゼニット(フランス パリ)
- get out from the shell
- Driver’s High
- Killing Me
- DRINK IT DOWN
- DAYBREAK’S BELL
- winter fall
- 花葬
- My Dear
- forbidden lover
- MY HEART DRAWS A DREAM
- Caress of Venus
- REVELATION
- SEVENTH HEAVEN
- Pretty Girl
- STAY AWAY
- READY STEADY GO
アンコール - NEO UNIVERSE
- HONEY
- Link
- あなた
6月1日 東京ドーム
- REVELATION
- Pretty girl
- Caress of Venus
- DRINK IT DOWN
- DAYBREAK’S BELL
- Sell my Soul
- get out from the shell
- THE NEPENTHES
- My Dear
- LORELEY
- 永遠
- forbidden lover
- SEVENTH HEAVEN
- Killing Me
- STAY AWAY
- READY STEADY GO
アンコール - Feeling Fine 2007
- HONEY 2007
- NEXUS 4
- Driver’s High
- Link
- MY HEART DRAWS A DREAM
- 星空
公演日によって若干曲の入れ替えがあり上記2公演以外で、5月17日のソウル オリンピックパーク体操競技場公演と、5月24日の香港 アジアワールドエキスポアリーナ公演で『AWAKE』収録のシングル曲「叙情詩」が演奏されています。
5月31日の東京ドーム公演で「SHINE」「TIME SLIP」「Dune 2008(P’UNK~EN~CIEL)」「HONEY 2007(P’UNK~EN~CIEL)」が演奏されています。
6月3日の東京ドーム公演で「milky way(P’UNK~EN~CIEL)」「Feeling Fine 2007(P’UNK~EN~CIEL)」が演奏されています。
「SHINE」は2008年8月27日にリリースされるシングル曲で、爽やかでポジティブな曲です。「TIME SLIP」はアルバム『REAL』の収録曲で、ゆったりした曲調でギターの音色が心地よい曲です。
初めてのパリ公演
『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』は、2005年9月に開催された海外ツアー『ASIALIVE 2005』で訪れたソウル、上海に加え台北、香港、ヨーロッパとしてフランス パリにて開催されました。日本の公演も含め7都市10公演で約32万人を動員するツアーとなりました。7都市にて開催したことからタイトルに L’7 とつけられました。
L’Arc~en~Cielにとってフランス公演は大変意味のあるものです。L’Arc~en~Cielというバンド名はリーダーのtetsuが1991年バンド結成時につけた名前です。詳しくは 「L’Arc~en~Ciel」名前の由来とは? をご覧ください。
フランスの他にドイツも公演候補にあがっていましたが「L’Arc〜en〜Ciel」がフランス語というゆかりの地であることや、hydeが行きたいと強く希望したことでフランス パリ ルゥゼニットでの初公演が実現しました。この公演では日本人が主催するライブとしては過去最多の約5,500人を動員し 会場は満員となりました。
パリでのライブ中のhydeのMCで「僕たちはL’Arc~en~Cielっていう名前なんだけど、今までフランスに来たことがありませんでした。でもこれからは来たって言える」と話しており観客から歓声が上がっています。
フランス パリでの公演にあたり、L’Arc~en~Cielは大歓迎されています。ライブ開催時のオープニングから大盛り上がりで、ライブ中もノリノリで踊る観客、kenの突発的な事故(後述します)を乗り越え、最後には「あなた」をみんなで熱唱しファンが泣きながらエンディングを迎える、とても感動的なライブです!
フランス公演は舞台セットは比較的小さくシンプルですが、とにかくL’Arc~en~Ciel全員がカッコいい!! ぜひ機会があったら見てみてね!
凝った舞台演出
『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』はL’Arc~en~Cielの大型船が大海原を航海し、7つの都市を回るコンセプトとなっており、舞台には大型船の帆や船先のセットが組まれています。特に東京、大阪公演では 海賊風のエキストラも出てくるなど大型舞台セットです。
日本公演の「Sell my Soul」ではhyde、tetsu、kenがyukihiroの前方に集まり座って演奏します。kenが本当に気持ちよさそうにギターを演奏しているのが印象的です。
日本公演の「DRINK IT DOWN」「get out from the shell」「THE NEPENTHES」の演奏時、巨大な骸骨が目から緑のビームを発しながら迫ってくるような大迫力の演出がされています。曲も妖艶でhydeの色気が凄いです。
kenは「My Dear」の曲のイントロから舞台に置かれた電子ピアノを演奏しています。静かなピアノのメロディーから激しいギターへの切り替えの部分は鳥肌ものです。「My Dear」はhydeのロングトーンボイスやメンバーのハーモニーも美しく切ない曲です。
日本公演では、1998年『ハートに火をつけろ!』以来となる「LORELEY」を演奏しhydeはアルトサックスを吹いています。
kenの特効事故
L’Arc~en~Cielのライブでは特殊効果として銀テープを発射することが多いのですが、フランス公演でも銀テープ発射が行われました。
このライブではkenは最初からノリノリで本当に楽しそうに演奏しています。kenのMCがファンに受け、ご機嫌で「SEVENTH HEAVEN」が始まり、イントロで一番盛り上がるところで銀テープ発射が行われましたが なんと、本来であれば観客席に飛んでいくはずの銀テープの一部が後方からkenの左腕を直撃しました! kenはギターを続けることができず倒れこみます。kenの様子がおかしいことに気が付き曲を中断し、kenは医療スタッフのところへ運ばれメンバーは一旦舞台からはけます。
幸いkenは骨折などはなく、もの凄い痛みを堪え「やります」と自ら再度MCを行い舞台に復帰し、名誉挽回と言わんばかりにこれまで以上にノリノリで演奏します。
後にkenは、激しいしびれや痛みはあったけど 折れていないことが分かったから やれると思ったと語っています。凄いプロ根性ですね。
この事故についてtetsuは、リハーサルの時になんか嫌な場所に特効があるなと思っていたそうです。日本とは勝手が違う舞台でなんとなく違和感があったようです。
またkenは銀テープ発射にあたり立ち位置が決められていたのですが、その場所からずれてしまっていたため、特効に打たれるという事故につながりました。
日本では銀テープ発射は空気を使用するコンプレッサー、空砲で銀テープを飛ばしますが、外国では火薬を使って飛ばすため、威力も強く至近距離で撃たれたkenは骨折してもおかしくない状態でした。本当に後遺症などもなくよかったです。
フランス公演のライブ映像は2009年5月20日に発表された『LIVE IN PARIS』に収録。
東京ドーム2日目のライブ映像は2010年3月31日に発表された『TOUR 2008 L’7 〜Trans ASIA via PARIS〜』に収録。
大阪京セラドームの最終日のライブ映像は2011年4月6日に発表された5枚組DVD『FIVE LIVE ARCHIVES 2』の5枚目に収録。
どの映像も素晴らしいので、機会があればぜひご覧ください!