「flower」
1996年10月17日、L’Arc~en~Ciel シングル「flower」が、8㎝シングルCDとして発売されました。それより先に開催されたライヴツアー『BIG CITY NIGHTS ROUND AROUND ’96』で先行披露されました。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 小西貴雄
どんな曲?
アコースティックギターとhydeのハーモニカが印象的な曲。夢うつつな浮遊感も感じ、優しくちょっと懐かしいようなポップテイストな曲調。
収録アルバム『True』
「flower」は、1996年12月12日に発売されたアルバム『True』の4曲目に収録されています。『True』については別記事の ラルク アルバム『True』 も ぜひご覧ください。また複数のベストアルバムなどにも収録されており、ラルク全曲の中でも人気の高い曲です。
タイアップ
フジテレビの番組『プロ野球ニュース』のテーマソングとして採用されました。「flower」のリリースプロモーションとして、ラルクの4人が野球のユニフォーム姿となった広告が全国紙で展開されたそうです。「flower」と野球って全然イメージが違いますね…。
カップリング曲「さようなら」
「flower」のカップリング曲として収録されました。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 小西貴雄
どんな曲?
優しく語るかけるようなhydeの歌声がどこか切ない曲。リズミカルなドラムとメロディアスなギターが心地よく響きドラマチックな曲調。
エピソード
「flower」はhydeが作詞、作曲していますが、この頃 日本の音楽がアコースティックな雰囲気だったことから アコースティックで幻想的な曲を意識して作られました。歌詞も夢の中にいるようなフワッとしたイメージで書かれています。
この曲はhydeのハーモニカがとても特徴的ですが、レコーディングの際に こんな感じと試しに吹いたのが評判が良くて そのまま音源として採用されました。ライブでもハーモニカを吹くパフォーマンスをしています。吹き終わったハーモニカを客席に投げ入れてくれるのですが、ファンとして一度は手にしてみたいですね。(夢のまた夢ですが…)
「さようなら」はhydeが ちょっとひと休み的な ささやかな感じで作った曲で、元々はアルバム向けと考えていたそうです。最初はデジタルロック調で進めるつもりでしたが、アレンジしていくなかでアコースティックギターを活かした優しい感じに仕上りました。作詞作業はその当時のhydeの最短記録の3時間くらいで書けて自分で感動したそうです。
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「flower」の music clip が視聴できます。明るい曲調とは違う雰囲気の ややダークなイメージの閉塞感を感じるようなmusic clipとなっています。