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ラルク シングル「forbidden lover」 L’Arc~en~Ciel フォービデンラバー

「forbidden lover」

1998年10月14日、L’Arc~en~Ciel シングル「forbidden lover」が、8㎝シングルCDとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。通算5作目となる首位を獲得し、累計売上約114.6万枚を記録しました。前週にリリースした「snow drop」がこの週で2位を記録したことにより、オリコン週間シングルチャートの1位、2位を独占しました。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : ken
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ

どんな曲?

マーチング的なドラムの音色が印象的。ギターやベースが絡み合うドラマチックな曲調。ライブではhydeの叫ぶような歌い方も相まって オペラのような映画のような壮大な曲。
タイトルを日本語訳すると「禁断の恋人」のため、ファンの一部からは「禁恋」と呼ばれることもあります。

収録アルバム『ark』

「forbidden lover」は、後の1999年7月1日に発売されるアルバム『ark』の1曲目に収録されています。ラルク アルバム『ark』 もご覧ください。

タイアップ

1998年10月11日から、日本テレビのテレビ番組『知ってるつもり?!』のエンディングテーマとして採用されました。この番組は、歴史上の人物の生涯を振り返ったり、現役で活躍している人物を紹介する教養番組でした。

カップリング曲「花葬 -1014 mix-」

「forbidden lover」のカップリング曲として収録されました。この曲は先にリリースされていた「花葬」を、リミックスを得意とするyukihiroが編曲しました。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : ken  編曲 : yukihiro

どんな曲?

花葬の妖艶さは残しつつ デジタルチックにリミックスされていて妙な浮遊感のある曲調。リミックスは好みが分かれます。

エピソード

「forbidden lover」は『シングル2週連続発売』の2枚目のシングルです。前の週には「snow drop」がリリースされました。ラルク シングル「snow drop」 も ぜひご覧ください。
最初はシングル1枚の予定でしたが、2曲目ができた時に 仕上りが良かったことから tetsuの提案で、カップリング曲ではなく 2枚ともシングル曲になり『シングル2週連続発売』と銘打ってリリースされました。

曲への想い入れ

「forbidden lover」を作曲したkenは最初、まったりとした感じの曲にしようと思っていましたが、アレンジを進めていくなかで壮大で力強い楽曲になっていったそうです。「こんな濃い曲になる予定じゃなかったんだけど、すごいことになった」と語っています。

tetsuyaは「最初はまったりした感じかなぁって思ってたんだけど、いつの間にかドラマチックになってて。できたのを聴いて、えらいことになってるなと」と語っています。

hydeも、完成した曲を聴いた時に「あまりに壮大で、ちょっと笑った」と語っています。サビからの盛り上がりは鳥肌がたつほどドラマチックです。

yukihiroはkenから「スネアを使って巷にあまりないリズムで。マーチングバンドみたいな音にして」とリクエストされ「?」と思いながらやってみたら、ものすごくカッコいい曲になったと感心したそうです。

歌詞への想い入れ

作詞をしたhydeは、曲が壮大なため普通の言葉では負けてしまうと考え、インパクトのある強い言葉を歌詞に多用しています。
戦争によって引き裂かれた恋、歴史的な過ち、陰の部分、戦争における時代のエゴ などをイメージし、「詞を書いてるときは、ずっと海の上で戦火に包まれる状況を考えてた」と語っています。曲の雰囲気に負けない 悲劇的な映画のように壮大な作詞となりました。

「花葬 -1014 mix-」の音楽性

編曲を担当したyukihiroは、「花葬」の独特のすごい世界観をどのようにリミックスするか いろいろ試行錯誤した結果、「花葬」の雰囲気は残したアレンジとなりました。副題として付けられた「1014」は 発売日を表しています。「forbidden lover」と「花葬」のリミックスは 1つの世界観で聴けるんじゃないかな」と語っています。

L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「forbidden lover」の music clip が視聴できます。争いにより荒廃した世界を表した music clipです。