「風にきえないで」
1996年7月8日、L’Arc~en~Ciel シングル「風にきえないで」が、8㎝シングルCDとして発売されました。それより先に開催されたライヴツアー『Kiss me deadly heavenly ’96』の一部公演で披露されました。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : tetsu
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 佐久間正英
どんな曲?

弾むように軽く疾走感があり、tetsu作曲らしく明るくポップな曲。hydeの歌い方もノリノリで可愛い。
収録アルバム『True』
「風にきえないで」は、1996年12月12日に発売されたアルバム『True』の8曲目にアレンジを加えた「”True” Mix」として収録されています。『True』については別記事の ラルク アルバム『True』 も ぜひご覧ください。
タイアップ
フジテレビの番組「猛烈アジア太郎」エンディングテーマ曲、日本テレビの番組「ミュージックパーク」エンディングテーマ曲として採用されました。「猛烈アジア太郎」は今田耕司と原千晶が司会の深夜番組、「ミュージックパーク」は音楽番組です。
カップリング曲「I’m so happy」
「風にきえないで」のカップリング曲として収録。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 佐久間正英
どんな曲?

ギターがメロディアスでテンポの良い曲。サビの「I love you~」心の底から叫んでいるようなhydeの歌声が切ない。
エピソード
「風にきえないで」は、tetsuがバレンタインデーの日に友人と出かけていて、何らかのハプニングがあり憂鬱な気分になった、その夜にメロディーが浮かんでできた曲で、「幸せなんだけど、少し卑屈になってるイメージ」で制作したそうです。その為、tetsuはこの曲が完成するまで「バレンタインの憂鬱」という仮タイトルをつけていたそうです。このタイトルだと全然イメージが違いますね。バレンタインデーにどんなハプニングがあったのか気になります。
「I’m so happy」はhydeが正月に実家に帰っている時に地元の街をウロウロしてたら降りてきた曲で、曲が思いついた時に忘れないように近くにあった公衆電話から自宅の留守番電話にかけて、鼻唄でフレーズを録音しておいたそうです。その頃にはまだスマホなど無いので、とっさに留守番電話に録音するとは凄いアイデアですね。
作詞作業にツラい思いをしていたhydeは「自分の殻を壊した詞を作りたいなと思ってて、その第1弾がこの作品」「僕にとっては愛にあふれた作品」と語っています。特に、カップリング曲の「I’m so happy」について「今まで書いた詩の中では、一番前向きな気持ちの詩」と語っています。ラルクの曲のほとんどをhydeが作詞しているので本当に大変な作業だと思います。思いが詰まったラルクの曲を存分に堪能したいと思います。
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「風にきえないで」の music clip が視聴できます。メガネをかけたレアhydeがとても可愛いですよ!