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ラルク シングル「snow drop」 L’Arc~en~Ciel スノードロップ

「snow drop」

1998年10月7日、L’Arc~en~Ciel シングル「snow drop」が、8㎝シングルCDとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。通算4作目となる首位を獲得し、累計売上約114.6万枚を記録しました。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : tetsu
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ

どんな曲?

ポンポコポンポコ鳴るドラムの音が可愛く ギターのフレーズが爽やかで疾走感のある曲調。hydeの低音から高音のボイスが心地よいポップテイストの曲。

収録アルバム『ray』

「snow drop」は、後の1999年7月1日に発売されるアルバム『ray』の5曲目に「ray mix」として収録されています。ラルク アルバム『ray』 もご覧ください。

タイアップ

フジテレビのテレビドラマ『走れ公務員!POLICE WOMAN』主題歌として採用されました。さとう珠緒や奥菜恵、金子賢らが出演するドタバタ刑事ドラマです。

カップリング曲「a swell in the sun」

「snow drop」のカップリング曲として収録されました。この曲はyukihiroがラルクに加入する前のソロ活動時に原曲を作っていました。作曲者としてyukihiroの名前がついた初めての曲です。シングル曲とのギャップが激しく、それがラルクの魅力となっています。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : yukihiro  編曲 : yukihiro

どんな曲?

延々と続く闇の中をさ迷っているようなダークでローテンポな曲調。hydeの英語の歌詞が 呪文のような叫びのような感じに聞こえる幻想的なな曲。

エピソード

「snow drop」は『シングル2週連続発売』の1枚目のシングルです。次の週には「forbidden lover」がリリースされます。ラルク シングル「forbidden lover」 も ぜひご覧ください。
最初はシングル1枚の予定でしたが、2曲目ができた時に 仕上りが良かったことから tetsuの提案で、カップリング曲ではなく 2枚ともシングル曲になり『シングル2週連続発売』と銘打ってリリースされました。

tetsuの音楽戦略

tetsuは「HONEY」「花葬」「浸食 〜lose control〜」とハードな曲が3曲続いた後で、爽やかな「snow drop」がくることで聴いてくれた人がいいなと思ってくれて、でもその次の週にはまたハードな曲がくると「やっぱりこの人たち何を考えているか分かんない」と思ってもらえる。両極端な方がいいと語っています。さすがtetsuは戦略家ですね。

イメージはフランダースの犬?!

tetsuは 1997年公開の劇場版アニメ『フランダースの犬』のビデオを観た直後に「snow drop」の原型を制作して「パトラッシュが草原を駆け抜ける感じ」で作曲したそうです。
hydeもtetsuのイメージを聞き『フランダースの犬』のビデオを見て作詞をしています。「なんかやさしい気持ちで歌詞を書きました。本当に純粋な気持ちを恥ずかしがらずにがんばって書いた」と語っています。

タイトルに込めた想い

「snow drop」というタイトルは、冬の雪の中から白い花を咲かせるスノードロップ(和名 : 待雪草(マツユキソウ))という花の名前から取られました。hydeは「曲を聴いた時に漠然と 雪のなかに咲く花ってイメージがあった」と語っています。
お辞儀をするようにうつむき加減の可憐な花ですが、雪の中から花を咲かせる力強さも感じます。花言葉は「希望」「慰め」です。

スノードロップの花

「a swell in the sun」の音楽性

yukihiroが作曲、編曲をしていますが、作詞をするhydeに「精神的に怖い感じにして」とリクエストをしています。
hydeは「俺は子守歌みたいなもんかなあと思ってね。なんか子守歌って怖くない?ホラー映画とか、妙に子どもの歌声とかの音楽って怖かったりするじゃん。あれを思った」と語り『ノストラダムスの大予言』の予言者になったつもりで英語の歌詞を書いたそうです。yukihiroはhydeに同じ歌詞をいろんなバージョンで歌ってもらい、それを5本重ねてアレンジしています。だからこそあの独特の雰囲気に仕上がっているんですね。

L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「snow drop」の music clip が視聴できます。tetsuが「ノアの箱船」のイメージと語る、映画のようなmusic clipです。