「Spirit dreams inside -another dream-」
2001年9月5日、L’Arc~en~Ciel シングル「Spirit dreams inside -another dream-」が、マキシシングルCDとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで通算10作目となる週間首位を獲得しています。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde 英語訳詞 : Lynne Hobday
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ
どんな曲?
軽快なドラムテンポと ギター、ベースのメロディーが壮大な世界観を感じる曲。ロックでありながらもアコースティックギターが印象的でカッコいい!
収録アルバム
「Spirit dreams inside -another dream-」は、2004年3月31日に発売される『SMILE』の10曲目に収録されています。
ラルク アルバム『SMILE』は後日特集します。
カップリング曲「Spirit dreams inside」
「Spirit dreams inside -another dream-」のカップリング曲として収録されました。すべて英語歌詞バージョンです。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde 英語訳詞 : Lynne Hobday
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ
どんな曲?
「Spirit dreams inside -another dream-」の英語バージョンで とにかくカッコいい! 独特のメロディーラインで耳に残るようなちょっとクセになる曲。
タイアップ
アメリカと日本で放映された映画『FINAL FANTASY』の主題歌として採用されました。
エピソード
この曲は、kenがドブロギター(金属でできたギター)を弾いていますが、このドブロギターはhyde個人の所有物で hydeから借りて演奏しています。
そしてhydeはkenのリクエストでアコースティックギターで演奏しています。レコーディングでhydeがアコースティックギターを使用するのは初めてで、いつもとは違う音録りを行いました。
『FINAL FANTASY』の主題歌
「Spirit dreams inside」は 2001年7月より、アメリカ、日本で公開が開始されたギャガ=ヒューマックスの配給映画『FINAL FANTASY』の主題歌に使用されました。
この曲は映画製作担当者から、楽曲提供を依頼されhydeが脚本や製作途中の映像を観た上で作詞、作曲を手がけました。
当初はバラード曲を作ってほしいと希望されていて バラード曲を作成しましたが、hydeは なんか違うな、自分が監督だったらもっと疾走感がある曲がいいなと感じていたため、もう1曲「Spirit dreams inside」も作成し2曲提出しました。
結果的に「Spirit dreams inside」の方が採用されました。
この時に採用されなかったバラード曲がどんな曲だったのか気になります。後にほかの曲としてアルバムなどに入っていればいいなと思っています。
『FINAL FANTASY』のプロモーション
日本でのプロモーションとして、2001年8月29日に東京国際フォーラムで開催された映画の試写会にて、映画本編のエンディングのタイミングでL’Arc〜en〜Cielがサプライズ登場しました。そして生演奏で「Spirit dreams inside」が披露されました。なんとその時にkenのギターから火花が出るというパフォーマンスが行われ、その火花がスタッフの方に行ってしまうというアクシデントもあったそうです。
『FINAL FANTASY』の興行成績は…
『ファイナルファンタジー』は2001年に公開された初の3DCGによるSF映画作品で、ハリウッドスタッフと手を組んで総額1億3700万ドルの製作費をかけて製作された映画です。
アメリカで2001年6月に公開されましたが興行成績が振るわず早々に打ち切られてしまいました。
2001年9月に日本で公開されましたがアメリカで失敗したという風評が伝わっていたことや当時スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』が公開されたばかりで完全に客を取られてしまい失敗となってしまいました。
もし『ファイナルファンタジー』が成功していたら「Spirit dreams inside」も もっと話題になっていたと思うと残念です。
ミュージックビデオ
「Spirit dreams inside -another dream-」のミュージックビデオは、映画『FINAL FANTASY』の製作スタッフによって手掛けられています。
映像は映画のキャラクターがラルクの4人に扮して演奏していて、映像のほとんどは映画のシーンからの抜粋となっています。映画に合わせミュージックビデオもフル3DCGで制作され製作費は3億円だったそうです。
キャラクターの演奏シーンは、メンバーの演奏の動きを再現するために、メンバーの身体にセンサーを付けて実際に演奏した動きをコンピューターに取り込むというモーションキャプチャという技術が使われました。
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「Spirit dreams inside -another dream-」の music clip が視聴できます。映画の世界観も楽しめる music clipです。