「X X X」
2011年10月12日、L’Arc~en~Ciel シングル「X X X」がマキシシングル、配信でリリースされました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで、週間1位を獲得しています。Billboard JAPAN 楽曲総合チャートでも週間1位を獲得しています。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : hyde
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ
どんな曲?
ロックではあるがイントロから妖艶な雰囲気が漂い惹きつけられる。hydeの歌声とメロディーが艶っぽく美しくテンションが上がる曲でありながらもオーケストラのような重厚さも感じさせる曲!。セクシーだけどいやらしくないのはラルクの特徴。
この曲で初めてラルクを知った、好きになったというファンの方も多いのでは?。
ラルねこは L’Arc~en~Cielといえば「花葬」「X X X」のイメージが強いですね。
収録アルバム
「X X X」は、2012年2月8日にリリースされる『BUTTERFLY』の2曲目に収録されています。『BUTTERFLY』は後日 特集します。
カップリング曲
カップリング曲として「X X X」のボーカル抜きのほか、「I’m so happy」のアコースティックバージョンのアレンジ曲が収録されています。
「I’m so happy -L’Acoustic Version-」
「I’m so happy」のアコースティックアレンジバージョン。「I’m so happy」はシングル「風にきえないで」のカップリング曲。
・どんな曲?…原曲と全く違う雰囲気にアレンジされている。囁くようなhydeの歌声が新しい。
「X X X (hydeless version)」
「X X X」のメインボーカルを抜き取ったバージョン。
・どんな曲?…hydeの歌声がない分、よりオーケストラのような重厚感と壮大さを感じる。
「I’m so happy -L’Acoustic version- (hydeless version)」
「I’m so happy -L’Acoustic Version-」のメインボーカルを抜き取ったバージョン。
・どんな曲?…アレンジされているので曲だけ聞いて「I’m so happy」とはわからない。バーで流れるムーディな音楽のような雰囲気。
エピソード
「X X X」はhydeがカッコいい曲ができたとシングル候補として提出した曲でしたが、hyde自身も曲の雰囲気からシングルには選ばれないだろうと思っていました。スタッフは他の曲を推薦していたのですが、ラルクメンバー全員一致で「X X X」を選んでくれて嬉しかったそうです。
hydeの想い入れ
hydeは2011年3月には「X X X」の作曲をしてシングル曲として決定していたのですが、この曲をより良くしたいという想い入れが強く、相当な時間をかけています。
いつもならベース、ギター、ドラムとある程度アレンジをメンバーそれぞれに任せるのですが、hydeはメンバーにリクエストや相談したりしてみんなでアイデアを出し合いアドバイスし合いながら曲を作っていきますが、色々模索していく中でアレンジは50パターンにもなってしまったそうです。
7月には作詞作業に入りますが同時に英語バージョンも録ることになり、作詞作業が大変だったそうです。7月8日~10日に何とかボーカル録り、ミックス作業を終えますが、hydeはどうしても納得いかなかったようで 7月17日にスタッフに「ほんっとに、すみません!」と半分泣きを入れたりして もう一度ミックスをやり直したそうです。hydeもでき上ってからミックスやり直すなんて今回初めてと語っています。10月のリリースまでに相当な時間をかけているのが分かりますね。
シングルジャケット
L’Arc~en~Cielのシングル曲のジャケットは通常メンバーが写らないデザインですが、「X X X」はラルク4人が写っているジャケットです。これは大変珍しくて1992年のインディーズシングル「Floods of tears/夜想花」以来、19年ぶりになります。
4人がそれぞれの胸のところに頭を置いて輪になる構図で、hydeが金のリンゴを持っているのですが、通常盤(初回仕様限定)のみ「着せ替えジャケット」4種類のうち1枚が封入されています。これは金のリンゴをhyde、tetsuya、ken、yukihiroそれぞれが持って撮影されていて、hydeはジャケットとは違うポーズで撮影されています。
もちろんラルねこは「着せ替えジャケット」4種類全部持っています。
みんな本当にカッコいいんです!
ミュージッククリップ
L’Arc~en~Cielのミュージッククリップはいつもカッコよくて凝ったものが多いのですが、この「X X X」は特別美しくて妖艶な雰囲気です。旧約聖書「創世記」に記されるアダムとイヴの物語をイメージさせる作品になっています。
エデンをイメージさせる大勢の美女と豪華絢爛なパーティー、白い衣装に身を包んだメンバー、金のリンゴに白蛇という美しくも妖しい「魅惑の楽園」。反転するように白いバックに金のリンゴの木が1本、黒い衣装のメンバーの演奏シーンが交互に流れ、息をのむような美しさです。
このミュージッククリップもhydeが演出にこだわっていて現場で指示を出して何度も撮り直します。hydeは「結成20周年記念だから派手にいきたかったんだよね」と語っています。エキストラの女性は約40人で、これほどの美女ばかりどうやって集めたのかと思います。
ちなみに撮影に出てきた白蛇は人間大好きな人慣れしたおとなしい蛇で、yukihiroが気に入って「全身筋肉って感じですね!」と腕や首に巻いて愛でていたそうです。hydeやkenは「無理~~!」と笑っていたそうです。
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「X X X」の music clip が視聴できます。美女に負けない美しいhydeとカッコいいメンバー、妖艶な雰囲気でありながら曲のダイナミックさも感じられる music clip です。