『heavenly」
1995年9月1日、L’Arc~en~Ciel 3枚目のアルバム『heavenly』が発売。今までのノスタルジックで幻想的な音作りを残しつつも、よりストレートなロックとポップスに仕上がっている。hydeの詞の世界も広がり、人間、地球、宇宙を通じて孤独な気持ちを全編で表現している。(公式より引用)直後のオリコン週間アルバムチャートでは、週間3位と、シングル、アルバム通して初のトップ3入り。
タイトルをつけたhydeは「”heavenly”っていうのは”素敵だ”とか”素晴らしい”ということを表現する時に、外国人が使う言葉なんです」と語っていたそうです。
ちなみにこのアルバムのキャッチコピーは、『素敵を召しませ』と付けられています。L’Arc~en~Cielらしいオシャレなキャッチコピーですね。
『heavenly』を引っ提げて開催されたライブは ラルク 1995年 ライブ(後半) にまとめていますので ぜひご覧ください。
収録曲について
- Still I’m With You
- Vivid Colors
- and She Said
- ガラス玉
- Secret Signs
- C’est La Vie
- 夏の憂鬱
- Cureless
- 静かの海で
- The Rain Leaves a Scar
ライブツアー『in CLUB ’95』の初日5月21日に発表したビデオシングル「and She Said」、ツアー終了直後7月6日に発売されたシングル「Vivid Colors」を含めた10曲を収録。同年10月21日には『heavenly』に初収録された「夏の憂鬱」のリアレンジバージョン「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」がシングルカットされました。
曲について(作詞 : 作曲、ラルねこの感想)
「Still I’m With You」
作詞 : hyde 作曲 : ken
ギターが爽やかな音を奏でる曲。hydeの透明感のある声が特徴。
「Vivid Colors」
作詞 : hyde 作曲 : ken
ポップで弾けるようなアップテンポの曲調。hydeの声も可愛い。
「and She Said」
作詞 : hyde 作曲 : hyde
ピアノとドラムのリズムが心地よい曲。緩急のある曲調が印象的。
「ガラス玉」
作詞 : hyde 作曲 : ken
美しい夜の海のイメージ。サビに向かっての盛り上がりが最高!
「Secret Signs」
作詞 : hyde 作曲 : ken
ジャズっぽい雰囲気とベースが効いているテンポの良い曲。
「C’est La Vie」
作詞 : hyde 作曲 : tetsu
tetsuらしいポップで明るい曲調。自然と体が動くような感じ。
「夏の憂鬱」
作詞 : hyde 作曲 : ken
ギターの音色が激しくも哀愁を帯びていて切ない曲調。
「Cureless」
作詞 : hyde 作曲 : tetsu
ちょっとダークな雰囲気。ギターとドラムの音の重なりが絶妙。
「静かの海で」
作詞 : hyde 作曲 : L’Arc~en~Ciel
宇宙がテーマの独特の浮遊感と広がりのある曲調。
「The Rain Leaves a Scar」
作詞 : hyde 作曲 : ken
ベースを効かせつつギターとドラムの乱れ打ちが最高!
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「Vivid Colors」「and She Said」の music clip が視聴できます。
L’Arc~en~Cielのアレンジ力
『heavenly』はこれまでよりもポップな曲調が印象的です。
『heavenly』に収録された楽曲は「Vivid Colors」を除いて、すべてのプロデュース及び編曲作業をメンバー4人のみで行っていて、hydeは「今回は曲作りの段階から、みんなでアレンジしまくった。その時点でみんなの懐の深さを感じることができたし…バンドっぽいですよ。やっと、メンバーのアレンジ面での力が発揮できた第一弾」と語っています。だからこそポップでありながらも深みのある仕上がりになっていると思います。
ジャケットの表面に写っている女性はビアンカさんというモデルで ジャケット写真の他に、写真集やシングル「Vivid Colors」「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」のジャケット、ミュージック・ビデオにもにも起用されています。L’Arc~en~Cielは外国の風景や人を多用していますね。イメージにとても合っているし、何よりhydeが美しい。そしてメンバーみんながかっこいい。耳でも目でも楽しませてくれる L’Arc~en~Ciel、最高です!