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ラルク シングル「HEAVEN’S DRIVE」 L’Arc~en~Ciel ヘブンズドライブ

「HEAVEN’S DRIVE」

1999年4月21日、L’Arc~en~Ciel シングル「HEAVEN’S DRIVE」が、マキシシングルCDとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。通算6作目となる首位を獲得、翌週も1位を獲得し、2週連続首位獲得となりました。累計売上枚数は112.3万枚を達成し、通算4作目のミリオンセラーとなりました。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : hyde
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ

どんな曲?

激しいギターとメロディアスなベースが最高に気分を上げてくれる曲調。全体的にロックテイストでノリノリですが、サビで少しローペースになるギャップと、hyde、tetsu、kenのハモりがたまらなくカッコいい曲。

収録アルバム『ark』

「HEAVEN’S DRIVE」は、後の1999年7月1日に発売されるアルバム『ark』の2曲目に収録されています。ラルク アルバム『ark』 もご覧ください。

タイアップ

L’Arc~en~Cielがメジャーデビューしてからのシングル曲で初めてタイアップがない曲です。
1999年12月31日のNHK「第50回 紅白歌合戦」に出場し「HEAVEN’S DRIVE」を披露しています。

カップリング曲「metropolis -android goes to sleep mix-」

「HEAVEN’S DRIVE」のカップリング曲として収録されました。この曲は先にリリースされていた「winter fall」のカップリング曲である「metrepolis」をリミックスした曲です。

作詞、作曲、編曲

作詞 : hyde  作曲 : ken  編曲 : yukihiro

どんな曲?

もともと妖艶な「metrepolis」をスローペースにしてデジタルチックにリミックスした曲調。hydeの歌い方も気だるいような夢の中のようなイメージの曲。

エピソード

hydeは、景気がよくて、媚びた感じのない曲を作りたいと「HEAVEN’S DRIVE」の制作をおこないました。「漠然とですけどね、ライブでノリノリな曲が欲しいなと思ってて。頑なにハードに終わるんじゃなくて、サビはキャッチーなほうがいいかなって」語っていた通りの曲に仕上がりました。

詩に込めた想い

この頃のhydeは、報道関係者やパパラッチに追い回されることにストレスや怒りがあり、その想いを歌詞にしています。「国が定める法律やメディアに対する怒りを書いた」「何でそんなことみんなに言わなきゃいけないの?」と語っており、音楽雑誌記者に このようなことを言って怖くないか聞かれ「怖さよりも勝ってんだよ。怒りの方が。だから怖さとか感じない」と語っていることから相当なストレスであったと思われます。

リリースのプロモーション

ラルクは3枚同時シングル発売の頃より、テレビCMや新聞広告などを多く作成しています。事件の生中継風や記者会見風のテレビCMなどかなり凝った作りになっています。またユースケ・サンタマリアや風間杜夫など有名俳優とのタイアップ企画もあります。新聞広告ではラルクメンバーが坊主になっていますが、これは合成しているそうです。さすがにメンバー全員が坊主になることはできませんからね。同じく合成でちょんまげになっているものもあります。
ラルクの広告作成の方針として「メジャーで、アンチで、びっくり」というテーマでアイデアを出して作成していました。ちょっとふざけたようなCMの次はすごく綺麗なCMを入れたり、また変なCMを出したりと、良い意味で裏切りや意外性を表現していました。
この頃の面白いCMについては『CHRONICLE』に収録されています。

ミュージックビデオ撮影

「HEAVEN’S DRIVE」のミュージックビデオは外国の有名アーティストを数多く撮影してきたアメリカのカメラマン、マーティン・コッペンを招いて撮影しています。マーティン・コッペンは「MTV Video Music Award for Best Cinematography」を受賞しているカメラマンです。曲のイメージに合うように撮影されますが、かなり独特なカメラマンで、カメラを激しくシェイクするなど、メンバー曰く「ちょっとクレイジーなカメラマンだけど、ぴったりだった」と語っています。

L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「HEAVEN’S DRIVE」の music clip が視聴できます。荒々しく怪しげな雰囲気の music clipです。