「叙情詩」
2005年5月18日、L’Arc~en~Ciel シングル「叙情詩」がマキシシングルとして発売されました。発売直後のオリコン週間シングルチャートで、前作「New World」に続く7作連続通算16作目の週間首位を獲得しています。L’Arc〜en〜Cielとしては自己最長となる、シングル7作連続オリコン週間シングルチャート首位獲得を記録しました。
作詞、作曲、編曲
作詞 : hyde 作曲 : ken
編曲 : L’Arc~en~Ciel & 岡野ハジメ
どんな曲?
壮大なオーケストラのようなクラシカルな曲調。ゆったりとしたやや浮遊感のあるメロディーでhydeの美しい歌詞、歌声が印象的。
収録アルバム
「叙情詩」は、2005年6月22日にリリースされた『AWAKE』の3曲目に収録されています。アルバム『AWAKE』もせひご覧ください。
タイアップ
2005年4月11日から日本テレビの情報ドキュメンタリー番組『スーパーテレビ情報最前線』エンディングテーマとして採用されました。
カップリング曲
カップリング曲として「叙情詩」のボーカル抜きのほか、 P’UNK〜EN〜CIELによる「HEAVEN’S DRIVE 2005」が収録されています。「HEAVEN’S DRIVE」はアルバム『ark』の収録曲です。
「HEAVEN’S DRIVE 2005」P’UNK〜EN〜CIEL
「HEAVEN’S DRIVE」をパートチェンジバンド、P’UNK〜EN〜CIELで演奏しています。
・どんな曲?…YUKI P’UNKがパンクロック調にアレンジした曲。yukihiroいわく、へたくそなパンクバンドが適当に速く演奏してみたらこうなったというイメージ。
「叙情詩」(hydeless version)
「叙情詩」のhydeのメインボーカルを抜き取ったバージョン。
・どんな曲?…歌がないカラオケバージョン。ボーカルがなくてもメロディーが美しい。
「HEAVEN’S DRIVE 2005」(TETSU P’UNKless version)
「HEAVEN’S DRIVE」をパートチェンジバンド、P’UNK〜EN〜CIELで演奏し、TETSU P’UNKのボーカルを抜いたバージョン。
・どんな曲?…原曲とは全く違う激しさのパンクロック曲。ギター、ドラムが強調して聞こえる。
「叙情詩」とカップリング曲「HEAVEN’S DRIVE 2005」とのギャップが、ある意味すごい。ラルクらしい遊び心を感じますね。
エピソード
「叙情詩」を作曲したkenは、時々hydeのこういう声を聴きたいという気分で書く時がある。本人の好みと合っているかはわからないけれど、これもそういう曲と語っています。
yukihiroは「叙情詩」について「Killing Me」「New World」「叙情詩」っていうシングルの流れは素晴らしい。バランスとしてすごくいい曲だと思う。大事に叩きましたと語っています。
シングルジャケットデザイン
アルバム『ray』『REAL』『AWAKE』やリミックスアルバム『ectomorphed works』を手掛けた写真家・デザイナーのモート・シナベルが担当しています。L’Arc〜en〜Cielの多くの作品のアートワークを手掛けており、ラルクと縁深い人物となっています。
kenは「叙情詩」のジャケットデザインの女性の絵を気に入って シグネチャーモデルギター「Fernandes LD-KK Custom No.13」にペイントして、2005年~2006年のメインギターとして使用しています。2005年10月にはこのギターをもとに、フェルナンデス社より完全受注生産で「Fernandes LD-Custom kk 叙情詩」モデルを発売していました。
芸術的なミュージックビデオ
「叙情詩」のミュージックビデオの撮影は東京都新宿区にある小笠原伯爵邸の洋館で行われています。小笠原伯爵邸の洋館と、ルネサンス期やロココ期の西洋絵画の世界を舞台とした幻想的な作品となっています。
2005年に行われた『平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭』において、エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品として、「叙情詩」のミュージックビデオが上映。
2006年には、音楽専門チャンネル『スペースシャワーTV』が主催した音楽賞「SPACE SHOWER Music Video Awards 06」において、「叙情詩」の映像が「ART DIRECTION VIDEO WINNERS」に選出されました。
L’Arc~en~Cielはその他にも数々の賞を受賞しています。「ラルク数々の賞を受賞」をご覧ください。
L’Arc~en~Ciel 公式YouTube から「New World」の music clip が視聴できます。幻想的で美しい music clip です。