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ラルク アルバム『AWAKE』 愛と平和への想い アウェイク

『AWAKE』

2005年6月22日、L’Arc~en~Ciel 10枚目のアルバム『AWAKE』がリリースされました。
リリース直後のオリコン週間アルバムランキングで週間首位を獲得。アルバムとしては通算6作目の週間首位を獲得しています。同年度のオリコン年間アルバムチャートでは年間39位を記録しています。
2005年9月20日、ソニーミュージックエンタテインメントがアメリカ向けに設立したレーベル「Tofu Records」から米国盤がリリースされました。

収録曲

  1. New World
  2. LOST HEAVEN
  3. 叙情詩
  4. TRUST
  5. Killing Me
  6. AS ONE
  7. My Dear
  8. EXISTENCE
  9. 自由への招待
  10. Ophelia
  11. 星空
  12. twinkle, twinkle

『AWAKE』には2005年に先行リリースされたシングル曲「Killing Me」、「New World」、「叙情詩」と、2004年6月にリリースした「自由への招待」を含む全12曲が収録されています。

曲について(作詞 : 作曲、ラルねこの感想)

New World
 作詞 : yukihiro  作曲 : yukihiro、hyde
 yukihiroには珍しく明るく前向きな曲。勢いや疾走感、爽快感を感じるメロディー。

LOST HEAVEN
 作詞 : hyde  作曲 : ken
 ちょっと影があるような哀愁を帯びたようなメロディーがせつない曲。

叙情詩
 作詞 : hyde  作曲 : ken
 壮大なオーケストラのようなクラシカルな曲調。hydeの美しい歌詞、歌声が印象的。

TRUST
 作詞 : hyde  作曲 : tetsu
 tetsuのギターイントロから惹きつけられ、徐々に楽器が加わって壮大に広がっていく曲。

Killing Me
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 勢いのあるドラムイントロが印象的な曲。疾走感があり王道のロックナンバー。

AS ONE
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 ドラムの打ち込みやギターが激しいハードロック。hydeの雄叫びも印象的。

My Dear
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 イントロのピアノが印象的な曲。hydeの切なく透明感のある低音、ロングトーンボイスが最高!

EXISTENCE
 作詞 : hyde  作曲 : ken
 ギターイントロから攻めていて歌詞も挑戦的。独特のメロディーラインがクセになる曲。

自由への招待
 作詞 : hyde  作曲 : tetsu
 ポップで疾走感のある曲調。弾むようなメロディーラインで激しくも爽やかさも漂う曲。

Ophelia
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 ピアノとホルンのイントロやメロディーが特に印象的。大人の洗練されたジャズ調の曲。

星空
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 静かに始まり最後は叫びとなる。平和を願うhydeの歌声が心に沁みわたる壮大なバラード曲。

twinkle, twinkle
 作詞 : ken  作曲 : ken
 kenが作詞も手掛け、希望と幸福感に溢れ あたたかい気持ちになれるソフトポップな曲。

イントロに特徴がある曲が多いですね。『AWAKE』も『SMILE』や『REAL』同様、メンバーそれぞれが作曲しています。yukihiroの「New World」、tetsuの「TRUST」、kenの「twinkle, twinkle」と意外性のある曲も多くて新鮮ですね!

タイアップ

・「自由への招待」2004年5月~ダイハツ「MOVE CUSTOM Vセレクション」CMソング
・「Killing Me」2005年1月~テレビ朝日「Matthew’s Best Hit TV」エンディングテーマ
・「New World」日本テレビ プロ野球中継番組「1球の緊張感 THE LIVE 2005」上半期(2005年4月1日から7月23日まで)テーマソング
・「叙情詩」2005年4月~日本テレビ情報ドキュメンタリー番組『スーパーテレビ情報最前線』エンディングテーマ
・「AS ONE」2005年6月~ GyaO『サッカープレミアム』イメージソング
・「LOST HEAVEN」2005年7月~ 松竹配給映画『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』エンディングテーマ
・「twinkle, twinkle」2005年 中国 王子ネピア「nepia」CMソング

テレビ番組や映画、自動車などいろんな企業とのタイアップをしていますね。海外のCMにも採用されていてL’Arc~en~Cielの知名度が高いのが嬉しいです。

アルバム作りへの想い

L’Arc~en~Cielは『SMILE TOUR 2004』や『Live in USA』などのツアー後に『AWAKE』の制作に取り掛かりますが、メンバーはなんとなくライブで盛り上がる曲やカッコいい曲を作りたいと意識していたそうです。

多くの作曲を手掛けたhydeは、《愛と平和》をひとつのテーマとしています。歌詞にも反戦や平和、現代社会の在り方に対する思いが反映されています。この頃のhydeは争いがやまない世界情勢などを憂い、「無償の愛」をテーマに、心に響く言葉やメロディーを綴っています。

tetsuは「TRUST」を作成するにあたり、どうせtetsuはポップな明るい曲でしょと決めつけられるのが人一倍嫌いで それに対してのアンチテーゼでこの曲を作ったと語っています。
hydeは「TRUST」について、tetsuはポップなイメージがあるけど何でもできる人だよ とリスペクトしています。

タイトルに込められた想い

『AWAKE』とは直訳すると『目覚める』で、hydeの「本当の愛に目覚めてほしい」という想いから付けられているそうです。
本当に一番大切なのは自分の家族のこととか愛とか、みんなその一番大事なものに気づいてほしい、自分が死んだあとも世の中が続いていくわけだから幸福であってほしい と語っています。

アルバムジャケットデザイン

『AWAKE』のアルバムジャケットは、アルバム『ray』『REAL』、シングル「叙情詩」やリミックスアルバム『ectomorphed works』を手掛けた写真家・デザイナーのモート・シナベルが担当しています。
ラルクはジャケットにメンバーの顔や姿をあまり使いませんが、アルバムでは『HEART』と『AWAKE』のみデザインされました。

『AWAKE』は一貫したテーマや想いがあります。愛と平和、反戦など重くなりがちですが、L’Arc~en~Cielが手掛けるとキレイにまとまって気軽に聞けるアルバムです。多様性がありながらもメッセージ性が感じられる『AWAKE』をぜひ聞いてみてね!

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