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ラルク アルバム『BUTTERFLY』バタフライ 虹色の蝶

『BUTTERFLY』

2012年2月8日、L’Arc~en~Ciel 12枚目のアルバム『BUTTERFLY』がリリースされました。
リリース直後のオリコン週間アルバムランキングで週間首位を獲得。アルバムとしては通算8作目の週間首位を獲得しています。同年度のオリコン年間アルバムチャートでは年間23位を記録しています。2012年3月5日に欧州盤がリリースされました。

収録曲

  1. CHASE
  2. X X X
  3. Bye Bye
  4. GOOD LUCK MY WAY -BUTTERFLY Ver.-
  5. BLESS
  6. shade of season
  7. DRINK IT DOWN
  8. wild flower
  9. SHINE
  10. NEXUS 4
  11. 未来世界

『BUTTERFLY』には、2008年に先行リリースされたシングル曲「DRINK IT DOWN」「NEXUS 4/SHINE」、2010年1月にリリースした「BLESS」、2011年7月にリリースした「GOOD LUCK MY WAY」「X X X」「CHASE」を含む全11曲が収録されています。

曲について(作詞 : 作曲、ラルねこの感想)

CHASE
 作詞 : hyde  作曲 : ken、hyde
 イントロからカッコいい! ワイルドで盛り上がりと疾走感がハンパない! 近未来的なデジタルチックなサウンドとギター、ベース、ドラムが絡み合って最高に上がる曲!

X X X
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 妖艶な雰囲気で惹きつけられる。hydeの歌声とメロディーが艶っぽく美しくテンションが上がる曲でありながらもオーケストラのような重厚さも感じさせる曲!

Bye Bye
 作詞 : hyde  作曲 : tetsuya
 tetsuyaらしいポップテイストで歌詞やメロディーが可愛らしく、懐かしいような、ちょっと切ない曲。

GOOD LUCK MY WAY -BUTTERFLY Ver.-
 作詞 : hyde  作曲 : tetsuya
 kenのギターから始まり 疾走感のあるメロディーが心地よく盛り上がっていく曲。ポップロックでありながらも重厚感があり、明るく前向きな雰囲気でノリが良く 弾むようなhydeの歌声が最高!

BLESS
 作詞 : hyde  作曲 : hyde
 優しく包み込むような大人のバラード。最初は優しく爽やかに、徐々にギターやドラムが盛り上がり、最後は爽やかなメロディーで終わる。歌詞も優しくて心が温かくなるような曲。

shade of season
 作詞 : yukihiro  作曲 : yukihiro
 ギターがカッコよく全体的に渋くて重い雰囲気のメロディー。無機質でありながらhydeの歌声と相まってちょっとクセになる曲。

DRINK IT DOWN
 作詞 : hyde  作曲 : yukihiro
 ドラマチックで疾走感あふれるメロデイー。イントロから不穏な雰囲気で一気にドラム、ギター、ベースで惹きつけられる。yukihiroの打ち込みが気持ちよく響き、最後のギターフレーズで不気味に締める最高にカッコいい曲!

wild flower
 作詞 : hyde  作曲 : ken
 オーケストラとオルゴール風の静かなメロディーで始まり、ドラム、ベース、ギターが入って徐々に盛り上がっていく最高にカッコいいロック曲。

SHINE
 作詞 : hyde  作曲 : tetsuya
 光り輝き 魂が浄化されていくような美しいメロデイーが印象的。爽快感があり壮大な世界観を感じる曲。

NEXUS 4
 作詞 : hyde  作曲 : tetsuya
 デジタルチックな音も入りつつ、ギター、ベース、ドラムが気持ちよく絡み疾走感あふれるメロディー。テンポもよく明るくポジティブになれる曲。

未来世界
 作詞 : hyde  作曲 : ken
 星空の美しい静かな夜を想像させるようなメロディー。オルゴールのようなハープの音が綺麗で低音のベースやhydeの語りかけるような優しい歌詞が心に響く曲。

『BUTTERFLY』はラルクらしいカッコいい曲、セクシーな曲、ロックな曲、切ない曲、渋めな曲、前向きで明るい曲、しっとりバラード曲、美しい曲 などバラエティーに富んだ曲が詰まっています。メンバー4人が作曲者として名前が入っているのも嬉しい!

タイアップ

・「CHASE」2011年12月21日 ワーナーブラザーズ映画配給映画『ワイルド7』主題歌
・「GOOD LUCK MY WAY」2011年7月2日 松竹・アニプレックス配給映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』主題歌
・「BLESS」2010年バンクーバーオリンピック、パラリンピック NHK放送テーマソング
・「DRINK IT DOWN」2008年1月31日発売 PlayStation 3「Xbox 360」PC用ゲーム『DEVIL MAY CRY 4』テーマソング
 2015年6月18日発売『DEVIL MAY CRY 4 Special Edition』テーマソング
・「SHINE」2007年4月7日 NHK BS2衛星テレビアニメ「精霊の守り人」オープニングテーマ
 2008年10月 中国にて江崎グリコ「Mousa」CMソング
・「NEXUS 4」2008年5月9日 富士重工業「スバル レガシィ」CMソング
 2008年10月 中国にて江崎グリコ「Mousa」CMソング

4年3ヶ月ぶりのアルバム

前アルバム『KISS』のリリースから4年3ヶ月ぶりに待望のアルバム『BUTTERFLY』がリリースされました。
hydeは「この20年間、4人の関係はいろんな形で変わってきたけど、それぞれ好きなことをやった曲が集まってアルバムになるって作り方は変わっていないからね」「ラルクアンシエルは音楽的におもしろい形態のバンドだと思うので成熟した大人なりの音の芸術を表現していきたいなと思っています」「さらにその先の未来を見せられたらってと思う。かっこいい未来を見せていきたいな」と語っています。
kenは「気持ちの動く音を出していきたい」「バンドを20年続けていて、そういうのを詰め込んだ曲ができてやっぱりいいねと思いましたね。音を出して、いいなって思えるは、いいバンドってことですよね」と語っています。
tetsuyaは「意見を出し合ってバンドで作った。ラルクアンシエルの中では新鮮でしたね」「曲順は本当にがんばって。僕とkenちゃんがアイデアを持ってきて、まずそれを聞いて、それを元に何十パターンも作って聴いて、最終的にこの形になるまでに1日かかりました」と語っています。
yukihiroは「レコーディングの期間が1年くらいあって、のんびりやらせてもらえた。新鮮な感じで毎回曲に挑めてたって感じですね」「ドラマチックなことがなくても”これが普通じゃない?”っていうことなのかな」と語っています。

アルバムタイトル『BUTTERFLY』への想い

アルバムタイトルはhydeが『BUTTERFLY』と付けています。hydeは「この多彩なアルバムをどう作ろうかって悩んだときに、まず20周年の次にいく未来を匂わせたいなっていうのがあった。そこから「X X X」の歌詞の中にある”羽化”という言葉が出てきて。蝶って多面的な生きものでしょ。妖しくもあり、かわいくもあり、色気もあり。そうゆうニュアンスがこのアルバムには似合うかなって思ったんだよね」と語っています。
tetsuyaは「次のステップとか可能性が、まだ全然あるバンドだなと感じていて。そういう意味でもhydeが持ってきた『BUTTERFLY』というアイディアは凄くいいなと思った」と語っています。
kenは「最初パッと聞いて曲を思い出しながら、その、蝶々が飛んでるのを想像したんですね。そしたらその、綺麗な蝶々だったり、楽しげに飛ぶ蝶々だったり、いろんな蝶々だったけど、蝶々が凄く全部の曲に合うなと思ったんで、すごくいいタイトルだなあって思いました」と語っています。

アルバム特典

2012年2月8日に完全生産限定盤(2CD+DVD)と通常盤(CD)の2形態でリリースされました。
完全生産限定盤には、全曲新たにミックス&マスタリングされたパートチェンジバンドP’UNK〜EN〜CIELのアルバム『P’UNK IS NOT DEAD』と、バンド結成20周年記念特別番組『ベストヒットLEC』を収めたDVDが収録されています。
『ベストヒットUSA』のVJ小林克也氏ナビゲートによるL’Arc~en~Ciel結成20周年特別番組「ベストヒットLEC」L’Arc~en~Cielの20年間の軌跡を振り返る映像、写真、エピソードに加え、ここでしか見られないメンバーによる結成当初から最新アルバム『BUTTERFLY』までの貴重なインタビューが収録されています。

『BUTTERFLY』のリリースプロモーションとして、同じタイトルの木村カエラの「Butterfly」のミュージックビデオが流れ、最後にL’Arc〜en〜Cielのアルバム発売の告知が挿入されるという斬新なテレビCMが流れました。ラルクの『BUTTERFLY』は曲も流れないという奇抜なコラボCMですが、これはL’Arc~en~Ciel側からのオファーで、木村カエラさんがそのユーモアを理解して楽しんでくれて実現したそうです。