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ラルク ライブ『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』シアター オブ キス

2007年11月21日にリリースした11枚目のアルバム『KISS』を引っ提げ、2007年12月22日から2008年2月17日まで 5都市14公演のライブツアー『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』を開催しました。

『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』

『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』のツアー日程は以下の通り。

2007.12.22 さいたまスーパーアリーナ
   12.23 さいたまスーパーアリーナ
2008.01.09 大阪城ホール
   01.10 大阪城ホール
   01.12 大阪城ホール
   01.13 大阪城ホール
   01.30 日本ガイシホール
   01.31 日本ガイシホール
   02.06 国立代々木競技場第一体育館
   02.07 国立代々木競技場第一体育館
   02.09 国立代々木競技場第一体育館
   02.10 国立代々木競技場第一体育館
   02.16 マリンメッセ福岡
   02.17 マリンメッセ福岡

『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』セットリスト

2月9日 国立代々木第一体育館

  1. SENENTH HEAVEN
  2. and She Said
  3. L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008
  4. Bye Bye
  5. spiral
  6. DAYBREAK’S BELL
  7. ALONE EN LA VIDA
  8. 砂時計
  9. 海辺
  10. MY HEART DRAWS A DREAM
  11. DRINK IT DOWN
  12. REVELATION
  13. Pretty Girl
  14. Link
  15. 夏の憂鬱[SEA IN BLOOD 2007](P’UNK~EN~CIEL)
  16. I WISH 2007(P’UNK~EN~CIEL)
  17. THE BLACK ROSE
  18. READY STEADY GO
  19. Shout at the Devil
  20. 雪の足跡
  21. Hurry Xmas

2月10日 国立代々木第一体育館

  1. THE BLACK ROSE
  2. SENENTH HEAVEN
  3. L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008
  4. SHINE
  5. spiral
  6. DAYBREAK’S BELL
  7. ALONE EN LA VIDA
  8. 砂時計
  9. 海辺
  10. MY HEART DRAWS A DREAM
  11. DRINK IT DOWN
  12. REVELATION
  13. Pretty Girl
  14. Link
  15. Feeling Fine 2007(P’UNK~EN~CIEL)
  16. HONEY 2007(P’UNK~EN~CIEL)
  17. fate
  18. READY STEADY GO
  19. Shout at the Devil
  20. 雪の足跡
  21. Hurry Xmas

公演日によって若干曲の入れ替えがあり上記2公演以外で、1月10日の大阪城ホールと 2月7日国立代々木第一体育館で『ark』のアルバム曲「真実と幻想と」が演奏されています。
アルバム『heavenly』以降のアルバム曲とシングル曲が選曲されています。2007年11月21日にリリースされたアルバム『KISS』の収録曲全曲と、2012年2月にリリースされる『BUTTERFLY』に収録される「SHINE」「DRINK IT DOWN」「Bye Bye」が選曲されています。

最終日の2月17日のマリンメッセ福岡のみ「接吻」がフルバージョンで演奏されています。その日以外では「L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008」でワンフレーズのみ歌われました。「接吻」はアルバム『SMILE』のアルバム曲ですがドラマチックでカッコいい曲です!

L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008

「L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008」はアルバム『HEART』『ark』『ray』『REAL』『SMILE』『AWAKE』の中から「Killing Me」「New World」、「Driver’s High」「浸食 -lose control-」「Promised land」「AS ONE」「STAY AWAY」「接吻」のメドレーです。

不思議の国のラルク(L’Arc〜en〜Ciel in Wonderland)

『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』は「不思議の国のラルク(L’Arc〜en〜Ciel in Wonderland)」という明確なコンセプトを設定しています。
イギリスのルイス キャロル作の「不思議の国のアリス」をモチーフとして構成されていて、hydeの衣装はもちろん、アリスや白いウサギ、帽子屋などのキャラクターが登場します。
この設定はhydeが考えていて、演出面で一番コンセプチュアルなツアーになっている、今までのツアーと雰囲気を変えたいと思って。前回のツアーが結構作りこんで凝ったライブだったので今回はそれをもっと進化させたいと思って過剰な演出を目指してしまった、と語っています。
『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』のメインとなっている曲は、アルバム『KISS』を中心に構成されていますが、これは前回の『Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!』も同じでした。kenは過剰な演出というチャレンジがある分、同じ曲をやっていてもチャレンジしていかなかきゃいけないことがあったりするので飽きずにいい感じでできている、と語っています。

hydeはドラえもん好き?

hydeは以前からアニメ『ドラえもん』が好きだと公言していて、ちっとも似ていない物まねをすることもあります。
『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』ではオープニングから登場する白ウサギの声がなんと『ドラえもん』のジャイアンの声優である「たてかべ和也」と、スネ夫の声優である「肝付兼太」が担当して息の合った掛け合いでライブを盛り上げます。

凝った演出

「不思議の国のラルク」をコンセプトにしていることから演出もかなり凝っています。
白いウサギの登場だけではなく別撮りしている映像もたくさん使われています。ウサギと帽子屋が食事をするシーンでお皿や蝋燭などをバリバリ食べていくシーンなど シュールな映像が印象的です。

前回の『Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!』ではディスコやクラブのような雰囲気もあったのですが、今回はシアターを意識して「不思議の国のラルク」を作り上げました。hydeは「不思議の国のアリス」の世界観が好きで、可愛らしくて サイケデリックで 飽きない展開もあって 夢がある、ドキドキすると語っています。

「READY STEADY GO」の演奏時、アリスと白ウサギがカラーボールを飛ばすマシンを持って登場しますが、kenはピンクの衣装のアリスを笑いながら足蹴にする場面があり「?!」と思いましたが、よく見ると金髪、ピンクのフリフリ衣装のアリスは ゴリゴリの男性スタッフでした。確かにマシンを持ってステージに上がるのに可憐な少女では対応できませんね。

「L’Arc~en~Ciel PARADE 2007-2008」の「浸食 -lose control-」では後方の巨大スクリーンに操り人形を操作するような映像が映され、演奏するメンバーが操られているように見える演出です。そのためメンバーもその場から動かないで歌や演奏を行っています。

「海辺」ではhydeとドラムのyukihiroの間にスクリーンがあり、そこに人魚の3D映像が映し出され立体的に泳いでいるように演出しています。
3Dではありませんが魔女や嵐の映像もあり迫力満点です。

「REVELATION」ではメンバーの顔のイラストが巨大スクリーンに映し出され、屋敷を模したセットから空気で膨らむ巨大手足が飛び出す演出もあります。
『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』は全体的に大掛かりで華美なセットになっています。
ライブの最終日のhydeのMCで「このツアーが終わったらこのセットは廃棄されちゃうんですよ。もったいないですよね。抽選で1名にこのセットをプレゼント」と冗談で言っています。巨大な屋敷や資金力があればぜひ頂きたかったです。

ライブツアーの様子は2008年8月27日に発売されたDVD『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』、2014年3月19日に発売されたBlu-rayで見ることができます。「不思議の国のラルク」の世界観を楽しめる映像ですので、ぜひご覧くださいね!